歯周病

歯周病は、歯の周りにプラークや歯石がついたり、咬み合わせや生活習慣等により引き起こされます。
最初は歯茎が腫れて出血しやすくなり、歯肉炎を引き起こし、更に進行すると、歯周ポケットが形成され、歯がグラグラ揺れたり、膿がたまったりして、歯周炎を引き起こします。
更に進行すると、歯が抜けてしまうのです。

1)まず、基本は毎日のブラッシングによるプラークコントロールです

ブラッシングの流れについて(スクラッビング法)

  1. 歯ブラシは鉛筆を持つように握ります。
  2. 歯ブラシの毛先が歯面に、ほっぺた側では直面に、舌側は約45度の角度で当たるようにします。
  3. 位置が決まったら、前後左右に歯ブラシの頭を小刻みに動かすようにして磨いていきます。この時、1ヵ所で約10~20回くらい動かし全ての歯を磨いていきます。
  4. 1回の歯ブラシの時間は3~5分としましょう。
  5. 歯と歯の間の汚れは、歯ブラシで取り除くのは困難なのでデンタルフロスや歯間ブラシ等を用いましょう。
  6. プラークを除去しやすくする為に、歯ブラシに併せてデンタルリンスを用いましょう。
  7. 細かなブラッシングについては、担当の歯科医師へ御相談下さい。

2)歯にこびりついた歯石を除去します。(スケーリング)

歯周病の原因は、細菌の固まりであるプラーク(歯垢)とそれが唾液などの成分により、固くなって歯の表面にこびりついた歯石です。
歯石は、歯ブラシでは除去できません。歯石がたまると歯肉が腫れ、出血をし、歯周病を進行させます。これを予防する為に歯石とり(スケーリング)を行います。

スケーリング処置の流れ

  1. 歯石がついた歯の周囲に必要に応じて局所麻酔をします。
  2. まず歯肉の上にこびりついている歯石をスケーラー(歯石を除去する器具)で除去します。
  3. 歯肉の下にある歯石もスケーラーで除去します。
  4. 歯の表面を滑沢にします。
  5. 全体を消毒して終了です。
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