歯科用いびき治療 スリープスプリント療法

睡眠時無呼吸症候群の患者様は、上気道が舌根沈下によって閉塞されることにより、症状を発症します。この症状を抑える為に、歯科では簡便で使いやすいスリープスプリント療法を行っています。これは、就寝時に、下の顎を少し前へ突き出させた状態を保つように作られたマウスピースを、口の中に入れてもらうというものです。この装置を入れることで、喉の空気の通り道、いわゆる上気道が広がって呼吸がしやすくなり、いびきや無呼吸をなくすことができるのです。

このスリープスプリントは、お口の中に入る程度のものなので、携帯に優れ、出張や旅行にも持っていけます。
しかし、スリープスプリントは全ての人が出来るものではありません。現在、残っている歯が上下で20本未満の方や、下の顎が小さい方や、神経質で寝つきの悪い方、重度の睡眠時無呼吸症候群の方は使用できません。
このような方にはCPAPなどの別の治療法が必要となります。

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